確定申告とは、1年間で発生した所得について、支払うべき所得税額と、源泉徴収や予定納税で既に支払い済の所得税額を足し引きして最終的な税金を確定させることを意味します。
足し引きした結果、納税する必要があれば税金を支払い、払い過ぎている場合は払い戻し(還付)を受けます。
つまり計算結果で納めるべき税金が1円でもある場合は確定申告、1円でも戻ってくる場合は還付申告となります。以下に確定申告と還付申告の違いをまとめました。
違い | 確定申告 | 還付申告 |
---|---|---|
対象 | 計算の結果、税金を納める必要がある人 | 計算の結果、払い過ぎた税金が戻ってくる人 |
具体例 | ||
確定申告書の作成 | 必要 | 必要 |
申告期限 | 翌年の2月16日~3月15日 | 翌年の1月1日から5年間 |
詳細記事 | 確定申告とは | 還付申告とは |
大きな違いは申告期間です。国へ納税をする場合は義務であるため期限が厳しく、納税が遅れると延滞税など追加の税が加算されますが、還付される場合は期限が5年間と長く、還付を受ける義務もありません。(=5年経過すると還付の権利が消失するだけです。)
還付だと思って計算を後回しにしていた結果、実は納税義務があったということが起こる可能性もあります。還付申告であってもなるべく翌年の確定申告時期までには計算までは終わらせておくようにしましょう。
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